マグロ 解体ショーの真相
欲張りすぎると、結局はソンをすることになる。
内装デザインにしても、あまりに無味乾燥だったり、どこかのチェーン店のコピーだったりでは、やはりお客は飽きてしまう。
自店ならではの個性が必要なのだが、個性とは奇抜という意味ではない。
カウンターの奥行きを数センチ広げるだけでも、お客はゆったりと食べられるようになる。
そういう他店とは違う細かな配慮が、すなわち個性になるのだ。
先にオープン景気の例を挙げたが、お客に飽きられる危険性は営業する限り、いつまでもつきまとうものだ。
すべてのお店が飽きられるわけではない。
どんな新規店が出店してきても、あっけなく撃退してしまう繁盛店はいくらでもある。
なぜなら、総合力で圧倒的に勝っているからだ。
ある繁盛店では、カウンターに小さな一輪挿しを置いて、いつも季節の花を絶やさない。
これもまた、お客の心に食い込むお店づくりのインパクトなのだ。
「ラーメン店で花なんて」と思う人は、お客の心を動かすツボがわかっていない。
お客を飽きさせない秘訣とは、いつも何かが変化しているという新鮮な感覚なのである。
こういうお店づくりの配慮と工夫には、とくにお金はかからないということもつけ加えておきたい。
開店宣伝というと、まず頭に浮かぶのは告知の方法だろう。
昔は新聞の折り込み広告や捨て看板くらいのものだったが、最近は街頭でのティッシュ配りやチラシのポストへの投げ入れが主流になっている。
捨て看板というのは、電柱などに立てかけてあるノボリ風の告知板のことだ。
たしかに、どの方法を選ぶかは大事なことだ。
ひとりでも多くの人に自店の存在を知ってもらうことは、飲食店成功の第一歩である。
それには、広告.宣伝をできるだけ効果的に打つしか方法がないのだから。
もっと大事なことは、宣伝の中身である。
いまは飲食店のオープンなど、珍しくも何ともない時代である。
一般的な関心は「ああ、また新しいラーメン店ができたね」くらいのものといっていい。
お店側としては一世一代のお披露目気分でいても、お客の目は冷めたものだ。
ふつうにオープンしたら、せいぜい「機会があったら入ってみるか」程度の受け止め方しかされない。
もちろん、実際に入ってくれるお客はいるだろうが、オープン直後でそこの客足では、先が思いやられる。
これだけ競争の激しい時代に生き残り、繁盛を確固としたものとするには、こちらから積極的に仕掛けていかなければならない。
仕掛けるというのは、わざわざ「行ってみようか」という気にさせることだ。
それには、お客の心をつかむだけのインパクトがなければならない。
要するに、宣伝で人を動かすにはオマケが必要だということだ。
それくらいのことはわかっているということで、たいていの場合、ティッシュやチラシには何らかのサービス券がついているわけだが、形ばかりで本当に効果を考えているとはいいがたいケースが多い。
まず有効期間が短すぎるし、割引といってもケチ臭い内容だったりする。
少しでもサービスすればありがたがってくれる、などというのは、お店側の思い上がりでしかない。
来店確率を高めるには、有効期間は1ヶ月、サービスは半額といった、思い切った「出血」が必要だ。
商売でラーメン店を始めるのに、どうして最初から赤字にならなくてはいけないのか。
そう思う人も多いはずだ。
結論からいえば、開店宣伝の期間中は赤字でいいのである。
なぜならこの期間は、ひとりでも多くの人に自店を知ってもらい、固定客予備軍を増やしていく「投資」の期間だからである。
固定客が増えて繁盛すれば、この期間の赤字などあっという間にチャラにできる。
大きく儲けるには、多少の損も必要なのだ。
だから、この期間の運営費は、オープン費用(運転資金)として準備しておかなければならない。
実際にどの程度の宣伝費をかけ、どの程度のサービス内容にするかはあなたの判断しだいだが、人の心は簡単にはつかめないということは、肝に銘じておいてほしい。
小さなラーメン店では以前から、オープンキッチンのカウンター席というのは、ごく一般的なお店のスタイルである。
理由は単純で、狭いスペースを有効に活用できるからだ。
また、カウンター席だけでテーブル席がない場合は、ホールのサービススタッフが不要、というメリットもある。
パパママ店だったら、直接金銭のやり取りもできるから、レジ係も不要である。
別にラーメン店だけの特徴ではなく、小規模飲食店の普遍的なスタイルでもある。
だから、いろいろな業種業態のお店が、このメリットを生かして営業している。
オープンキッチンという厨房のスタイルは、必ずしも店舗スペースの狭いお店だけに採用されているわけではない。
テーブル席のみのフルサービスのレストランでも、このスタイルを採り入れるお店が増えている。
演出面でのメリットが注目されているからだ。
あまり知られていないが、このスタイルの先駆者は戦前の割烹店である。
ただおいしい料理を食べるだけでは満足しない、板前が刺し身や料理をつくるところを見たいというお客が増えたことが、このスタイルが普及した理由といわれている。
いまはイタリアンやフレンチのレストランでも、こういうお客の欲求を取り込む形で普及している。
つくるところを見料理ができるのを待ったり、食べたりする臨場感は、まさにレジャーとしての外食の楽しみといえる。
ところが、どういうわけかラーメン店は、同じスタイルを導入しているレジャー性を演出するという意欲に欠けている。
本来ならクローズドタイプの厨房でつくってテーブルで提供するもの、という固定観念があり、狭いから仕方なくつくるところを見せている、とでも思っているのだろうか。
残念「どうです、おいしそうでしょう」と自信をもって調理するラーメン店は少数派といわねばならない。
非常にもったいないことだ。
せっかくオープンキッチンのスタイルをとるなら、演出に生かすことで、自店の付加価値を高めるべきなのだ。
ここで考えてほしいのは、ラーメン店の原点は屋台だということだ。
ただし、いまは屋台といってもいろいろある。
チャルメラやおでんのような昔風の屋台もそのひとつだが、若い人たちには、東南アジアや台湾などの屋台のほうがむしろ身近になっているようだ。
現地では簡単な小屋掛けのお店だが、日本では、その雰囲気を生かした無国籍料理店が大ヒットした。
こういう屋台独特の親しみのある雰囲気をかもすラーメン店があってもいい。
昔からの繁盛ラーメン店には、日本風屋台のよさを残したお店がたくさんあるが、新規店にはあまりない。
調理を見られている、と考えるからそうなるのだ。
逆に、どう見せようかと発想を転換してみると、面白いお店づくりのアイデアが湧いてくるはずだ。
オリジナル商品について、もう一度考えてみよう。
いうまでもなく、ひと口にラーメンといってもいろいろな種類がある。
たとえば、地域別の分類では、北は札幌や旭川、函館ラーメン、本州ではYラーメン、Aラーメン、Kラーメン、Tラーメンと続いて、西はO、F、K、K、南はOラーメンと、ざっと挙げてもこれだけの種類が並ぶ。
しかも、その地域の中でもお店によって主張が違うから、正確な種類など数え切れない。
これだけいろいろなラーメンがあるなかで、あなたはどのラーメンを商品にしようと考えているのだろうか。
本当のマグロ 解体ショーについて決して大げさな言い方ではなく、マグロ 解体ショーを実体験をすることは、大変有意義なことなのです。
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